本レポートは,日本で実施されたLARPイベント「Quest of Labyrinth」および「Grand Cross Crusade」におけるGoogleのAIサービス「notebookLM」の活用事例を報告するものです.その主な目的は,この実践報告に基づき,以下の二点について論じることにあります.第一に,小規模LARPイベンターの運営負担をnotebookLMがいかに軽減できるか.第二に,イベント内容の理解促進やキャラクター作成支援など,ユーザーの参加体験をnotebookLMがどのようにサポートし得るか,その可能性を考察します.