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エッセイ

号 5 (2024): アナログ・ロールプレイング・ゲームにおけるアクセスとアクセシビリティの探求

LARPにおけるインクルージョン: 挑戦と限界の狭間で

投稿日
July 3, 2024
発行日
2024-11-23

要旨

原稿は,ライブアクション・ロールプレイ(LARP)におけるインクルージョン(障害者の人権を尊重する包摂)の課題と限界について論じており,現実世界がますます多様化する中で,LARPコミュニティにおける多様性と障害への対応がますます重要になっていると主張している.また,インクルージョンは単にアクセシビリティの問題だけでなく,自己決定や情報に基づいた選択の問題でもあると強調している.ゲーム内で参加者が障害と遭遇する際に起こる没入感の中断や,障害者を排除する能力主義的な構造の中で運営される傾向についても言及している.日常生活で障害者と接する機会が少ないことがしばしば不安感を招き,それがLARPにおいてさらに増幅されることが大きな役割を果たしている.障害は「かっこいい」キャラクターの特徴として描かれるべきではなく,ゲーム世界の自然な一部として見なされるべきである.最後に,LARPデザイナーに対し,インクルージョンをデザインプロセスの一部として統合し,インクルージョンのために利用可能なリソースを明確に伝えることを求めている.

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