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RPG学研究2025年度シンポジウム(オンライン)

2025-09-20

『RPG学研究』(JARPS)特集号「アナログロールプレイングのための七つ道具:小道具,技術,インスピレーション」に関連した3時間のオンライン・カンファレンスを開催いたします.本シンポジウムはGame in Labの協力を得て開催され,eduRPG Barcamp 2025とも連携しています.

JARPS 2025 RPGの道具 キービジュアル

詳細なプログラムは近日中に本雑誌ウェブサイトにて公開するとともに,事前登録いただいた参加者に送付いたします(下記参照).

日程:2025年11月22日(土)
時間:20:00–23:00 日本時間 | 12:00–15:00 CET

本年度のシンポジウムは,テーブルトークRPG(TRPG)やライブ・アクション・ロールプレイ(LARP)の創作,デザイン,プレイを支える装備,手法,技術に焦点を当てます.物理的な小道具からデジタルアプリケーションに至るまで,これらのツールがアナログロールプレイングゲームや関連する遊びの形態の発展,そしてそれを支える創造的実践にどのような影響を与えているのかを探ります.

ゲームデザイナー,ライター,プレイヤーが用いるツールは,ルールブックやダイスメカニクス,物語構造やデジタル補助ツールに至るまで,単にプレイを可能にするだけでなく,革新をもたらす根幹的な要素です.本シンポジウムでは,こうしたツールがどのように没入感のある世界の構築,協力の促進,物語性やインクルーシブ性に関する課題解決に寄与するのかを考察します.

2025年JARPSシンポジウムでは,世界各地の研究者や実践者が,ツールやフレームワーク,遊びの物質性に関する多様な側面について発表を行います.これらの発表は,本誌2025年特集号への投稿論文に基づいています.特集号は11月に刊行予定であり,事前登録いただいた参加者には10月よりプレプリント版を提供いたします.

発表予定(順序 未定)

  • 「TRPG卓上のANTs:アクターネットワーク理論と協働するロールプレイ研究」 — ビエニア
  • 「ルールブックをわかりやすく,そして楽しくするには? ベストプラクティスの提言」 — カジミロ・ヘロン・ソウザ
  • 「高校生・高専生が制作する「リアル脱出ゲーム」の「物語」: 「リアル脱出ゲーム甲子園」に応募された企画書の分析から」 — 石田
  • 「短期の関心,長期の沈滞?: 教材としてのボードゲームにおける学びの定着についての探索的検討」 — 寺嶋・深松
  • 「キャンペーン型ボードゲームはTRPGへの架け橋となるか:テーブルトップにおける新現象の検討」 — リード
  • 「NotebookLMを活用したLARPイベント参加者サポートツールの実践レポート」 — 諸石・CLOSS

本シンポジウムは日英同時通訳付きで行われます.

連携イベント:eduRPG Barcamp

本年度もシンポジウムはeduRPG Barcampと連携いたします.Barcampは教育的ロールプレイ(RPG)をテーマとしたオープンかつ参加型のワークショップ形式のイベントであり,参加者自身が内容を提供します.主にドイツ語で行われますが,ご希望があれば英語でのセッションも開催されます.

シンポジウム終了後には,Barcampチームの招待により,発表に関する議論や意見交換を行う懇談会を予定しています.

参加登録

シンポジウムおよびeduRPG Barcampへの参加は無料です.このリンクからご登録ください.登録者にはZoomおよびDiscordのリンクをお送りします.イベントの開催時刻についてはタイムゾーンをご確認ください.

ご登録に不都合がある場合は,symposium@jarps.net までお気軽にご連絡ください.

 

画像 © Gwendoline Lefebvre (Game in Lab)